日本の酒造りの心と技を生かし、
酒蔵から日本を代表する吟醸ウイスキーを造る決意を胸に、
宮下酒造は情熱を傾け、ひたすら挑戦し続けています。
岡山の風土を生かした、いいものが造りたい、ただその一心で・・・。
今ここから、岡山のクラフトウイスキーが、
ジャパニーズウイスキーの歴史を変えていきます。
吟醸ウイスキー岡山の開発の発端は、1983年の本格米焼酎「吉備王国」に始まり、1995年の地ビール「独歩」の製造の開始に遡ります。
焼酎と地ビールの製造技術を融合してウイスキーを造れないものかと思い立ち、2002年からビールの蒸留を開始、2007年にはビールのスピリッツである「ビア・スピリッツ オールド・独歩」を開発、販売にこぎつけました。しかし、スピリッツという分野では「ビールの蒸留酒」という新しいジャンルを開拓したものの、なかなか認知されず、やはりウイスキーを造るしかないと心に強く決意することとなりました。
2011年、念願のウイスキー製造免許を取得し、開発に着手しました。岡山県産の大麦麦芽と清流旭川の伏流水を原料として、試行錯誤の末に完成した吟醸ウイスキー岡山は、若々しい風味と繊細な、のどごしが特徴です。口の中に広がる爽やかな香りは、岡山への新しい息吹のような存在でありたいと願っています。
吟醸ウイスキー岡山は晴れの国岡山県産の厳選した二条大麦麦芽を使用し、さらに数種類の特殊麦芽を組み合わせることで純粋で味わいがありかつ爽やかさと奥行きのある香りを生み出しました。
宮下酒造は清流「旭川」の伏流水を地下100メートルからくみ上げ、清酒を始めとしてビール、焼酎などの仕込み水に使ってきました。吟醸ウイスキー岡山もまた同じ水から生まれており、自然の大麦の香りをより深く感じることができます。
ウイスキーの発酵温度にもこだわり、20~22℃で低温長期発酵することで生地のもろみの風味を損なわないように丹念に仕上げています。
宮下酒造は吟醸酒とクラフトビールで培った醸造の技術と焼酎の蒸留技術を融合させ、新たな技術の開発へと挑み続けています。
吟醸ウイスキー岡山は、吟醸酒の伝統的な蓋麹造りに代表される手作りの技を受け継いでいます。蒸留は単式蒸留機で初溜から風味の良い部分だけを抽出した吟醸酒のように、ひとつひとつ丁寧に造ることで、蒸留したてのニューポットでも飲みやすく繊細な味わいを愉しめます。
宮下酒造が今まで酒造りの中で培ってきた技術、ノウハウ、そしてウイスキーに対する強い想いにより吟醸ウイスキー岡山は造られます。
シェリー、ブランデー、バーボン、ホワイトオークの他、ミズナラに代表される国産木樽など10種類以上の木樽で熟成させています。
晴れの国 岡山と呼ばれるように、温暖な気候と適度な湿度が木樽によるウイスキーの熟成に適しています。
シングルカスクをフラッグシップとし、混じりけのない爽やかで純粋な味わいを追求します。
岡山産の原料にこだわり、岡山の風土を生かし、
五感で味わう吟醸ウイスキーを提供していきます。
吟醸酒造りにおける伝統的な備中杜氏の手作りによる酒造りの精神を大切にしつつ、
絶えず変化する時代に対応すべく新たな価値を目指し、
『限りなき挑戦』を続けていくことをここにお約束いたします。
商 品 名 | シングルモルトウイスキー岡山 |
容 量 | 700ml |
アルコール度数 | 43度 |
価 格 | 15,000円(税別) |
原 材 料 | モルト |
岡山県産の二条大麦麦芽を発酵・蒸留し、3~5年貯蔵熟成させたシングルモルトウイスキーです。シェリーやブランデーを思わせる上品な香りと混じりけのない爽やかで純粋な味わいをお楽しみください。
商 号 | 宮下酒造株式会社 |
住 所 | 〒703-8258 岡山市中区西川原184 |
TEL 086-272-5594 | |
FAX 086-273-9243 | |
創 業 | 大正四年十月 |
設 立 | 大正十一年十月二十日 |
資 本 金 | 三千万円 |
代 表 者 | 代表取締役 宮下武一郎 |
社 員 数 | 三十五名 |
宮下酒造の創業者である宮下亀蔵、元三郎兄弟は
岡山を愛し、生涯、その情熱を酒造りに捧げました。
宮下亀蔵、元三郎兄弟は、赤磐郡(現赤磐市)で生まれました。幼いうちに父親を亡くした兄弟は、
酒造業を営む親戚の元へ預けられました。そこで酒造りの経験を積み、いつしか兄弟で同じ夢を持ちました。
1909年(明治42年)の宇野港が築港されたのを受けて、
1915年(大正4年)、岡山県玉野市で新たに清酒の醸造を開始。
これが、宮下酒造「兄弟の夢」の始まりです。
その夢は、100年経った今も受け継がれ、新たな挑戦へと続いています。